2023年8月2日
SIC有人宇宙学センターとチームラボのコラボイベント
SIC有人宇宙学研究センターとチームラボの初めてのコラボによるイベントは開催されました。まずはセンター長である山敷氏から、センターの様々な活動と、銀河鉄道構想ヘキサトラックシステムを用いた火星、海王星、さらには太陽系外惑星Proxima Centauri bへの想像を喚起するアートが紹介されました。
本日の主講演では、チームラボの山田リーダー(Director of Community Engagement)が登壇。彼は、アートを活用したチームラボ独自のソリューションと、それを土台に東京、上海、アブダビ、そして来年開館予定の京都など世界の主要都市にディジタルアートの美術館を設立する活動について説明しました。特に、一つ一つの作品が観覧者と対話形式で交流し、共有空間を作り出す、AIとCGを駆使した独特なアルゴリズムを用いる新しい美術館のコンセプトについて、そのアートが持つ無限の可能性と共に紹介しました。
さらに、山田リーダーは、地域活動と教育活動をガラス越しに繋げるという新概念の北海道の小学校についても紹介し、実現のための斬新なコンセプトについて詳細に語りました。
質疑応答のセッションでは、チームラボの提供するソリューションや市場動向について、京都大学の学生たちからの積極的な質問が寄せられました。また、チームラボのメンバーからは、京都という地域の特性とその可能性について興味深い意見も寄せられました。
イベント終了後の懇親会では、心地よい音楽の中で、学生たちとチームラボのメンバーが親しみやすい雰囲気で交流を深めました。チームラボの京都ミュージアム開館と共に、宇宙をテーマにした共同活動が始まる可能性が高まり、その動向が楽しみに待たれています。(嘉澤剛 記)