2022年12月2日

第8回宇宙学セミナー 「宇宙飛行士や航空機乗務員を宇宙線被ばくから適切に護る ~有人火星探査の宇宙線被ばくリスクはどのくらい?~」

投稿者: space

第8回宇宙学セミナー (2022年12月5日開催)

 

主催 京都大学 宇宙総合学研究ユニット

後援 大学院総合生存学館SIC有人宇宙学研究センター・宇宙・地球環境災害研究会

開催方法:京都大学東一条館1階第会議室(112/113号室 対面) & Zoomによるオンライン形式(会場は、11時より入室可能です)

 

第8回 2022.12.5 (月) 11:00-12:30  (質疑・ディスカッション終了12:50)

講師:佐藤 達彦 氏(日本原子力研究開発機構研究主席/ 大阪大学核物理研究センター特任教授・京都大学大学院総合生存学館SIC特任教授)

題名:「宇宙飛行士や航空機乗務員を宇宙線被ばくから適切に護る ~有人火星探査の宇宙線被ばくリスクはどのくらい?~」

 

要旨

宇宙空間には、銀河や太陽由来の様々な宇宙線が飛び交っています。それらは、地磁気や大気によって遮られほとんど地表面まで到達できず、私たちが通常の生活を営む分には、その被ばくを特に気にする必要はありません。しかし、航空機の乗務員や宇宙飛行士は、高いレベルの宇宙線に長時間曝されるため、その被ばく線量やリスクの適切な管理が必要となります。特に、これから本格化する有人惑星探査では、宇宙線被ばくリスクをいかに低減するかが重要となってきます。本講演では、宇宙線被ばく線量を推定する最新の計算モデルを紹介するとともに、各国の放射線規制委員会や宇宙機関が航空機乗務員や宇宙飛行士の宇宙線被ばくをどのように管理しているのか解説します。

 

プログラム

司会 寺田昌弘 京都大学宇宙総合学研究ユニット 特定准教授

11:00 開場& 開会挨拶

11:10-12:10 「宇宙飛行士や航空機乗務員を宇宙線被ばくから適切に護る ~有人火星探査の宇宙線被ばくリスクはどのくらい?~」 佐藤達彦

12:10-12:30 「PHITSを用いた系外惑惑星への応用研究」 山敷庸亮 

12:30-12:50 質疑・ディスカッション

 

開催方法:京都大学東一条館1階第会議室(112/113号室 対面) & Zoomによるオンライン形式(会場は、11時より入室可能です)