このたびは、有人宇宙学研究センターの記者発表の由、心よりお祝い申し上げます。
民間の参入が本格化して宇宙開発がますます盛んになりつつあるこの時期に、有人宇宙活動に関わる新センターの発足を内外に発表されるということ、誠に時期を得たことと敬服する次第です。
とは申しますものの、じつは宇宙総合学研究ユニット(宇宙ユニット)と有人宇宙学研究センターとの連携は、すでに始まっています。有人宇宙学・有人宇宙医学に関わる講義の実施に加えて、8月には京都大学大学院理学研究科附属飛騨天文台における有人宇宙学実習、また来年2月には米国アリゾナにおけるスペースキャンプを予定していますが、いずれも宇宙ユニットスタッフも全面的に協力するかたちで計画が進められています。また毎年行われています宇宙ユニットシンポジウムは、有人宇宙学センターとの共催という形で、今年度も来年2月に開催する予定で準備が始まったところであります。
今後、宇宙開発に関わる諸分野の研究がますます発展していくことと思います。宇宙ユニットも貴センターの活動に微力ながら支援してまいる所存です。今後ますますのご発展をお祈り申し上げております。